must と have to は同じ、ではない?

50過ぎての英語学習
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Ken
Ken

今回は助動詞の”must”。

 

中学の時は「must と have to は同じ」と教わった記憶があります。しかし、英語の勉強を始めてから、Ken は少し疑い深くなりました。

 

今まで同じ意味だと思っていた(教わっていた)物が、実はニュアンスが違うために置き換えることが出来なかったりしたので、今回も調べてみることに。

 

すると・・・

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must

must は助動詞で、過去形や未来形は存在しません。そして、かなり強いニュアンスで使われます。

「~しなければいけない」ではなく、「絶対に~しなければならないのだ」ぐらいの勢い。

つまり、must は周囲の状況には関係なく、自分に対して使えば”強い意志や決意”を表し、他人に対して使えば”強い強制や義務”を表します。

「義務」を表す助動詞は他にもありますが、「must」は義務の度合いが最も強力な助動詞です。下記が「義務」を表す助動詞の一覧です。

度合い強い
must
need to
have to
had better
ought to
should
度合い弱い

引用元:【完全版】「must」の意味と使い方!「have to」との違いや使い分けも解説 | WURK(旧英語部)

禁止

must に not がついてが否定形になると「~すべきではない」程度では無く、「絶対にするな」という強い禁止を表すことになります。

推量

もう一つ、must には推量を表す「~に違いない」と言う意味もあります。

推量を表す助動詞は他にもありますが、その中で最も強いのが must。

確信度高い
must
will
would
ought to
should
can
may
might
could
確信度低い

「may」で50%くらいの確信度と言われています。 「should」で80%くらいです。 「must」は95%くらいの確信度と思っていいでしょう。

引用元:【完全版】「must」の意味と使い方!「have to」との違いや使い分けも解説 | WURK(旧英語部)

have to

must が強い意志や決意を表すのに対して、have to は

  • 周囲の状況から
  • 一般論として

「~しなくてはならない」時に使います。

なので、場合によっては「不本意ながら~しなければならない」状態を表すこともあります。

must と have to の違い

must も have to も、共に「~しなければいけない」の意味がありますが、上述したようにそれぞれニュアンスが異なるため置き換えが出来ません。

両者の違いは、その強さにあります。

must は「誰が何と言おうと、しなければならない」と言う強い意志や決意、あるいは義務を表します。

一方 have to は、「周囲の状況や一般論から言って、そうした方が良い」と言うニュアンス。

なので、同じ文章で must と have to を入れ替えると、全く違った意味になってしまいます。

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must の過去と未来

ここで、Ken の頭に一つの疑問が浮かびました。

must には過去形はありません。そして、助動詞であるため他の助動詞と併用できません。

では、must を使う文章を過去形や未来形にしたい時はどうすれば良いのか?

”しなくてはならない”の過去と未来

must を使って「~しなくてはならない」を表す文を、過去形や未来形にしたいとき、複数のサイトで

  • 過去形は had to
  • 未来形は will have to

で代用すると解説しています。

Ken
Ken

must と have to はニュアンスが違うと、これも複数のサイトが解説しているのですが、その過去形や未来形は have to を使う。どうも釈然としません。

しかし、限定的ながら must のままで未来を表すことも出来るようです。

もう自分の気持ちが決まっていて「(将来的に)○○しなければならない」というニュアンスで未来のことを表すときに”must”を使うことは可能です。

I must go there tomorrow.
(明日そこへ行かなければならない。)

引用元:mustとhave toの違いは?スムーズに使い分けるための基礎知識! | 英トピ

試しに「あなたは明日自宅にいなければなりません」を自動翻訳かけたところ、候補として

  • You have to be home tomorrow.
  • You must be at home tomorrow.
  • You must be home tomorrow.
  • You must stay home tomorrow.

が出ました。

禁止の過去と未来

禁止を表す must を過去形や未来形にする場合、be allowed to で代用します。

African Americans were not allowed to use public transportation in 1950s.
1950年台はアフリカ系アメリカ人は公共交通機関を使うことは許されなかった。

It will be allowed to smoke in public in developing countries too in the near future.
近い将来、新興国でも公共の場では禁煙になるだろう。

引用元:【完全版】「must」の意味と使い方!「have to」との違いや使い分けも解説 | WURK(旧英語部)

推量の過去と未来

推量の場合、過去形は現在完了形を使って表現します。

主語 + must have + 動詞の過去分詞形

You look tired. You must have worked too much.
お疲れのようですね。働きすぎだったにちがいありませんね。

引用元:【完全版】「must」の意味と使い方!「have to」との違いや使い分けも解説 | WURK(旧英語部)

未来形は be bound to で代用します。

There is bound to be some trouble if you go on like this.
もしこんなふうに続けていたら、何か問題が起こるに違いない。

引用元:【完全版】「must」の意味と使い方!「have to」との違いや使い分けも解説 | WURK(旧英語部)

最後に推量の否定形です。must not は禁止を表すので、推量の否定形「~のはずがない」に使えません。そこで、cannot で代用します。

It cannot be true.それは本当のはずがない。

引用元:【完全版】「must」の意味と使い方!「have to」との違いや使い分けも解説 | WURK(旧英語部)
Ken
Ken

英語学習を初めて以来、何度目になるでしょうか?調べてみたら大変だったシリーズ。

 

今回も、基本的なことであるにもかかわらず、知らないことだらけで大変でした。

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