
home?それともhouse?で、「home には何故 the が付かないのか」疑問に感じて調べたら、冠詞(a とか the)に付いて勉強しなければならないことが判り、そして冠詞について勉強するには、その前に可算名詞と不可算名詞について勉強しなければなりませんでした。
可算名詞とは数えられる名詞で、不可算名詞は数えられない名詞のことです。問題は
可算名詞と不可算名詞はどこで見分けるのか?
と言うことです。そこで可算名詞と不可算名詞について調べ始めたら、これが結構大変な事になりました。
不可算名詞
不可算名詞は数えることが出来ない名刺で、不定冠詞(a 又は an)は付かず、複数形にもなりません。
不可算名詞になるのは
- 形を変えたり切り分けても性質が変わらない物
- 実態のない概念
- 総称
- 固有名詞
です。”形を変えたり切り分けても性質が変わらない物”とはどんな物かと言うと、液体とか気体、粉末状の物、食材等があります。
液体(水とか油)は、そもそも変形も切り分けることも出来ませんし、数えられませんね?「いや、コップに入れれば数えられる」と思った方、その場合どうなるかと言うと
a cup of water とか a glass of water になります。そして複数形は
two cups of water とか two glasses of water になります。
不定冠詞(a)が付くのも複数形になるのも cup とか glass の方であって water ではありません。
粉末や気体も同じ。小麦粉とか塩、砂糖、空気、ガス、水蒸気も、切り分けてもそれが小麦粉や塩、空気であることは変わりません。雨とか雪もそうです。粉末に近い物として、米や小麦なんかも不可算名詞です。すりつぶせば米粉とか小麦粉になりますが、普通米や小麦を1粒2粒と数える人はいません。
じゃあ「米1粒」って、英語でどう表現する?
自動翻訳にかけてみたところ、「a grain of rice」でした。grain は粒とか粒子と言った意味で、不定冠詞が付くのも複数形になるのも rice ではなく、grain の方です。
こう言った”数えることは可能だけど、凄く面倒くさくて普通数えない”ものは不可算名詞になるようです。
食材はbeaf(牛肉)、pork(豚肉)、chicken(鶏肉)等で、いくら切り分けても牛肉や豚肉であることに変わりはありません。
実態のない概念は、information (情報)、space(空間)、luck(幸運)、advice(忠告)、music (音楽)、work(仕事)、news(知らせ)等です。
これらは目に見えない物で、触れることも出来ません。当然数えることも出来ない。
総称は、対象をひとまとめにして呼ぶものです。例えばfurniture(家具)は一見数えられそうですが、違います。furniture(家具)とはchair(椅子)とかdesk(机)の総称です。机や椅子は可算名詞ですが、家具は不可算名詞になります。
money(お金)もそう。一見数えられそうですが、これはbill(紙幣)とかcoin(硬貨)の総称であるし、概念でもあります。
meat(肉)、bread(パン)、fruit(果物)も総称ですし、切り分けても性質が変わらない物でもあります。
固有名詞は人の名前、大陸や国の名前、都市名、企業名、学校名、建築物の名称、山や川や湖に島の名前。その他曜日、月(1月とか2月とか)、祝祭日もそうです。

この分類、固有名詞以外は色々なサイトで独自の解釈をしています。個人的に秀逸だと思ったのは
”形を変えたり切り分けても性質が変わらない”
これだとかなりの広範囲を一気にカバーできます。
可算名詞
可算名詞は不可算名詞でないもので、単数形なら直前に a か an が付き、複数形が存在します。
- 形がはっきりしている
- 変形したり、切り分けると機能が失われる
- ある程度の大きさがあり、数えるのが面倒ではない
例えば、本であったり、机であったり。形がはっきりしていますし、切ったり変形させてしまうと本来の機能が失われますね?そういった物は可算名詞です。

可算名詞も色々なサイトが独自の分類をしています。面白いと思ったのは
”絵に描けるのは可算名詞”
確かに、液体や気体、概念、総称なんかは絵にするのは難しいですね。
例外
何事にも例外はありますが、可算名詞・不可算名詞にも例外があります。しかも、山ほど。
まずvegetable(野菜)です。vegetableは様々な野菜類の総称ですし、切っても性質は変わりません。でも、可算名詞なんです。しかも、複数形のvegetablesで使われるのが普通。
じゃあ野菜は全部可算名詞かと言うと、これは個々の野菜で変わってくるので困ります。
例えば、ジャガイモと人参は可算名詞で、ほうれん草とニンニク、アスパラガスは不可算名詞だそうです。なんかこう、複数のパーツが集まってる野菜は不可算名詞っぽいですね。
所が、ブドウとかバナナは可算名詞なんです。この違いは一体なんでしょう?
この他、machine(機械)と jewel(宝石)は総称のように思えますが可算名詞です。しかし、この二つ、語尾にryが付いてmachinery(機械類)、jewery(宝飾品)になると不可算名詞となります。
こういうのは上げているとキリがないので、ここで全てを紹介することは出来ません。
両対応
例外の他に、可算名詞と不可算名詞どちらにもなる両対応の単語もあります。
例えば infomation 。情報という意味で使われるときは不可算名詞ですが、実は告訴状という意味もあり、こちらは可算名詞になります。
また、paper も単に紙という意味で使われ時は不可算名詞ですが、新聞という意味で使われるときは可算名詞になります。
つまり、両対応の単語は可算名詞の時と不可算名詞の時で意味が変わるのです。全てがそうだと断言は出来ませんが、Kenが調べた範囲内ではそのような傾向がありました。
例外と同じく、両対応も沢山あるので、ここで全てを紹介することは出来ません。

なんだが英語ブログらしい記事になりましたね(笑)。
中学英文法のやり直し、のつもりで可算名詞と不可算名詞を調べ始めた訳ですが、こんなに大変な事になるとは思っていませんでした。
例外や両対応なども、調べたらキリがありませんので、ほどほどの所で切り上げました。
そして、今回下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
参考にさせて頂いたサイト一覧
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