前回現在進行形で結構大変なことになりましたけど、その中の例文の一つで疑問に思うことがありました。
問題の例文は
I am starting in half an hour.私は30分後に出発する。
未来を表す進行形です。疑問に思ったのは”30分後”の表現。この”30分後” in ではなく after とか later じゃ駄目なんでしょうか?
after
過去、又は未来を表す時に使います。現在を起点にした文では使えません。
She went to Osaka after two days .
引用元:after, later, in – 英単語の正しい使い分けを勉強してすっきり英会話!
彼女は2日後に大阪に行った。
この after two days は two days after とすることも出来ます。この場合の after は前置詞では無く副詞です。
未来を表す場合
This ticket will be able to use after July 10.
引用元:after, later, in – 英単語の正しい使い分けを勉強してすっきり英会話!
このチケットは7月10日から使うことができます。
また、時間や期間などを表す具体的な数字が無くても使えます。
The party was held soon after.(パーティーはすぐ後に開かれた)
引用元:【イメージ付き】after/later/in「~後」の意味・用法の違い | | 死ぬほどわかる英文法ブログ
つまり、I am starting in half an hour. は現在進行形なので、after は使えない。と言うことになります。
later
次は later です。later が in や after と違うのは、in と after が前置詞(after は接続詞にも副詞にもなる)であるのに対して、later は形容詞又は副詞である点です。
用法としては、later は過去、現在、未来のいずれを起点とした場合でも使えます。ただし、使い方に違いがあります。
現在を起点にした場合、具体的な数字表現を伴うことは出来ません。「漠然と後で」という意味になります。
引用元:【イメージ付き】after/later/in「~後」の意味・用法の違い | | 死ぬほどわかる英文法ブログ
具体的な数字表現が使えないので、I am starting in half an hour. では、later は使えないと言うことになります。
ちなみに過去の場合は
過去を起点にした場合、具体的な数字表現はあってもなくても大丈夫です。
引用元:【イメージ付き】after/later/in「~後」の意味・用法の違い | | 死ぬほどわかる英文法ブログ
そして未来形の場合は
具体的な数字表現を伴わない場合は普通に使用できますが、具体的な数字表現を伴う場合、あらかじめ時の基準点を示しておく必要があります。
用元:【イメージ付き】after/later/in「~後」の意味・用法の違い | | 死ぬほどわかる英文法ブログ
時の基準点、とはどう言う事でしょう?こちらのサイトの説明が分かり易かったです。
例えば、友達に「I’m going to Hawaii 2 weeks later.」とだけ言ってしまうと、「What do you mean two weeks later? 2 weeks after what?(2週間後ってどう言うこと?何の2週間後なの?)」のように相手は混乱してしまいます。そのためここでは、「I’m going to Taiwan next week. Then I’m going to Hawaii 2 weeks later.(来週台湾に行って、その2週間後にハワイに行きます)」のように表現することで、台湾に行った2週間後にハワイに行くことが伝わります。
引用元:In、Later、after、afterwardの使い分け方 | 英語学習サイト:Hapa 英会話
その later が一体何処を起点としているのか、具体的に示さなければならないのですね。
in
最後は in です。次の2つの条件を満たしているとき、「~の後、後で」の意味で in を使います。
- 時間や期間など、具体的な数字が使われる
- 現在を起点にして未来を表す
例文の I am starting in half an hour. は現在を起点に未来を表し、30分後という具体的な数字を使っているので、in が正解。after と later 使えない、と言う事が判りました。
中学生の時は、in と after と later の使い分けなんて教わった記憶がありません。只の丸暗記だったような。
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