現在進行形は未来も表す

50過ぎての英語学習
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Ken
Ken

今回は現在進行形です。

 

Ken は「現在進行中の動作」を表す表現と記憶していましたが、勿論それだけではありません。

 

調べ始めたら、これが又結構大変なことに。

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現在進行中の動作

主語+be動詞の現在形+動詞のing形で、「~している」とか「~しているところ」という意味になります。

I am wlking. 歩いている。

で、疑問文にする場合は、be動詞を主語の前に置く。懐かしい。これは覚えています。

しかし、現在進行形、これだけでありません。

未来を表す

進行形を使って確定した未来を表すことが出来る。今使っている参考書では

「go」「arrive」などの往来・発着を意味する動詞は、進行形で近い未来を表すことができます。

引用元:中学の3年間の英文法を10時間で復習する本

とあります。例えば

I am starting in half an hour. 私は30分後に出発する。

しかし、現在進行形について解説しているサイトを幾つか見てみても、「往来発着を表す動詞」とは限定していません。

そもそも、現在進行形で表す未来と、willl や be going to を使う未来形とはどう違うのか?と思ったら、正にそこを説明してくれているサイトがありました。

will その時決めたこと
be going to  すでに決めたこと
be ~ing すでに決めていて、まず間違いないこと

引用元:未来形will, going toと未来を表す現在進行形の違いと使い方

will

will は今(その時)決定した未来について話す場合に使う。will を使った未来形で「~するだろう」と言う文章だったら、「~する」の部分は言ったそのときに決めています。引用元の例文が非常に分かり易いので、見てみて下さい。

be going to

予め決めていた未来について話す場合に使う。なので、未来形で be going to が使われていたら、その行動が予め決められていたと判ります。

be ~ing

予め決まっていて、尚且つ be going to より実現する可能性が高い未来を表す場合に使う。

be ~ingのほうが近い未来のことを表すと誤解されやすいですが、そうではなく可能性が高いのです。

引用元:未来形will, going toと未来を表す現在進行形の違いと使い方

参考書には「近い未来」と書いてありましたが、その「近い」が具体的にどのくらいなのか説明が無くて困っていました。”近い”かどうかの問題ではなく、あくまで可能性の問題なのですね。

2つのシチュエーション

この他、進行形で未来を表す2つのシチュエーションについて説明しているサイトがありました。1つ目は

予定されており更にアレンジ(手配等)もされている未来について語る時

引用元:現在進行形で表す未来?使うシチュエーションや、「be going to」との違い | Kimini英会話ブログ

予定されているだけでなく、その為の手配等もされている。be going to は予定だけで手配まではされていない、そこに違いがあるとしています。そして、手配等とは

精神的にまたは実際の行動で予定されている未来の事柄に対して何か取り組んでいることを指します。例えば、「I’m walking home this evening(今日の夜は歩いて帰宅します)」と言った場合の「アレンジされている」とは、徒歩での帰宅時間を考慮して会社を出る時間を予定していたり、ウォーキングシューズを持ってきていたり等が考えられます


引用元:現在進行形で表す未来?使うシチュエーションや、「be going to」との違い | Kimini英会話ブログ

1つ上の説明で、”進行形で表す未来の方が be going to より可能性が高い”とありますが、手配をしている未来の方が、手配をしていない未来より当然可能性は高くなりますね。

2つ目は

近接未来/これからまさに行動を起こそうとしている未来に対して語る時です。この表現は、特にmovement/動きを表す動詞(go/come/leave等)と共に使われます。

引用元:現在進行形で表す未来?使うシチュエーションや、「be going to」との違い | Kimini英会話ブログ

参考書に出て来た「往来・発着を意味する動詞は、進行形で近い未来を表す」って、これの事でしょう。

Ken
Ken

未来を表す、なんて教わったかなあ?それに、will と be going to も同じ意味だと教わったような。そんな教え方してたら、日本人の英語が通じないのも当然でしょうね。

一定期間続けている、進行中の動作

現在進行形は、「今」その動作は起こっていないが、「一定期間続けている動作」(動作の途中)を表すことができる。

引用元:英語【現在進行形】※話すための英文法!基本〜発展を徹底解説

「一定期間続けている動作」って具体的にどういう事でしょう?

例えば「彼女は英語を勉強しています」と言うとき、そこには

  • 今この瞬間に英語の勉強をしている
  • 英会話の学校に通うなどして勉強中

の2つの意味がありますね?「一定期間続けている動作」は、この後者の方です。例文を見ると分かり易いです。

I am reading a lot of books these days.
(私はこの頃多くの本を読んでいる。)

He is not eating breakfast this week.
(彼は今週朝食を食べていない。)

What are you doing at university?
(あなたは大学で何をしているの?)

Are you building your own house?
(あなたはあなたの家を建てているの?)

引用元:英語【現在進行形】※話すための英文法!基本〜発展を徹底解説

今この瞬間にその動作はしていないけど、継続して行っている。そう言う状態を表す訳です。

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日常的に繰り返していること

現在進行形には「(いつも)~ばかりしている」という用法もあります。

引用元:英語の「現在進行形」とは? 5つの用法や作り方を例文で紹介! | 英語びより

You are constantly saying “I’m hungry”. (いつも「お腹が空いた」って言ってるね)

上の例文も「英語びより」さんからの引用です。この用法は

  • always 「いつも」
  • constantly 「常に」
  • forever 「永遠に」

等の単語と共に使われることが多いと言うことです。

「動作・状態の変化」を表す

現在進行形は、動詞によって「動作や状態が変化していること」(動作・状態の変化)を表すことができる。

引用元:英語【現在進行形】※話すための英文法!基本〜発展を徹底解説

「動作や状態が変化していること」って何でしょう?例文を見れば一目瞭然。同じく英語【現在進行形】※話すための英文法!基本〜発展を徹底解説様からの引用です。

The train is stopping.

「電車が止まっている」じゃありません、「電車が止まろうとしてる」が正解。動いている状態から止まっている状態へ変化していることを表しています。他の例文も見てみましょう

The bus is arriving at the terminal.
(そのバスは終着駅に着こうとしている。)

The cockroach is dying.
(そのゴキブリは死にかけている。)

Is my English getting better?
(私の英語はよくなってきているか?)

She is beginning to enjoy studying English.
(彼女は英語の勉強を楽しみ始めている。)

引用元:英語【現在進行形】※話すための英文法!基本〜発展を徹底解説

ちなみに最初の例文、「そのバスは終着駅に着いた」なら只の過去形ですし、「そのバスは終着駅に着いていた」なら過去完了形で表現されます(自動翻訳で確認した限りでは)。

この他「(最近)~になってきている」と言う表現もあり、これも変化の一種でしょう。

More and more kids are watching YouTube videos instead of TV nowadays.
(最近の子どもたちはどんどんテレビよりユーチューブを見るようになってきているよね)

引用元:英語の「現在進行形」とは? 5つの用法や作り方を例文で紹介! | 英語びより

進行形に出来ない動詞

動詞の中には、進行形に出来る動詞と出来ない動詞があります。両者の違いは

  • 動作を表す
  • 状態を表す

で、状態を表す動詞は進行形に出来ません。

なぜなら現在進行形は「動作を状態に変える技」だから

引用元:英語の「現在進行形」とは? 5つの用法や作り方を例文で紹介! | 英語びより

run「走る」と言う動作を表す動詞が、running になると「走っている」という状態になる。これが進行形。

なので、元々状態を表す動詞は進行形に使えないと言うことです。

進行形に出来ない、状態を表す動詞の代表的な物は

mean(意味する)
love(愛する)
like(好き)
hate(嫌い)
know(知る)
understand(理解する)
remember(覚えている)
want(ほしい)
hear(聞く)
see(見る)
smell(においをかぐ)
need(必要とする)
belong(所属する)
taste(味見をする)
agree(同意する)
promise(約束する)
believe(信じる)
contain(含む)

等です。

動作と状態、両方の意味を持つ単語

単語の中には動作と状態、両方の意味を持つ物があって、代表的なのが have、think、live です。

have

have には「持っている」と言う状態を表す意味の他に、「食べる」という動作を表す意味があります(have の意味はこの2つだけではありません、念のため)。

なので、「持っている」の意味で使うときは進行形には出来ません。

  • I have a camera. (私はカメラを持っている)
  • I am having dinner. (夕食を食べているところです)

think

think は「思っている」と言う状態を表す意味と、「考える」と言う動作を表す意味があり、「思っている」という意味で使うときは進行形に出来ません。

  • I think he is wrong. (彼は間違っていると思う)
  • I’m thinking of having sushi for dinner. (夕飯は寿司にしようと考えている)

live

live は「住んでいる」と言う状態を表す意味と、「住む」と言う動作を表す意味があります。

「live」が「住んでいる」の意味の場合は、状態を表しているので進行形にできない。「状態」なので「恒久的」に住んでいるニュアンスになる。一方で、「住む」の意味の場合は、動作を表しているので進行形にできる。「住む」という「動作」を進行形にすることで継続を表しているので、「一時的」に住んでいるニュアンスになる

引用元:英語【現在進行形】※話すための英文法!基本〜発展を徹底解説
  • I live in Tokyo.
  • I am living Tokyo.

上の文は両方とも「私は東京に住んでいる」ですが、上は恒久的なイメージで、下は一時的なニュアンスがあります。

この他にも、see は「見えている」と言う状態を表す意味と「見る」と言う動作を表す意味があり、be 動詞にも「振る舞う」と言う動作を表す意味があります。

Ken
Ken

現在進行形って、中学1年生の、それもかなり早い段階で勉強する内容だったと行記憶してます。

 

しかし、そこで学んだのは進行形の一部に過ぎなかったようです。

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